ひつじの雑記帳*

本と野球と珈琲紅茶。たまに映画。ブログ名を変更しました。

2018年上半期に観た映画まとめと私的トップ5

※6/28 「ワンダー 君は太陽」を観たので更新しました

早いもので今年も半年が過ぎるそうですね。

私は映画館のない町に育ち、劇場に映画を観に行くのは2、3年に一度という子供時代だったので、大人になってからも劇場で映画を観ることにハードルの高さを感じておりました。それが昨年6月から1年間シネコンで働いたことで、スクリーンで映画を観ることがぐっと身近になったわけです。この歳にしてようやく知る映画館の魅力。

今はどの映画館でもいろんなサービスデイや割引があるので、(そういうことも働いてやっとわかった)とても気軽に行っていい場所です。(しかしサービスデイにばかり行くと映画館が潰れるので、浮いたお金でポップコーンとジュース買おうね。別にサービスデイじゃなくても買ったほうがいいよ)

というわけで、今年の1月から6月にかけて観た映画です。

が、私は根っからの映画ファンでもなければこだわりもありません。逆に、洋画はできるだけ吹替で観てやろうというひねくれた志向を持ってしまいました(というか今は字幕で観るか吹替で観るかはほんとに個人の自由で、それに対してあれこれ言うほうが無粋だと思っている)ので、たいした感想は書けません。

あとできるだけネタバレはしないように…とは思っていますが…。

1月

キングスマン:ゴールデン・サークル

昨年「ドリーム」を観たときにとても格好いい予告をやってたのですよね。(ドリームもすごくよかったので観ていない人はぜひ観てほしい)実はそれまで、これはかなり好きなんじゃないだろうかと思いつつ観てませんでした。これを劇場で観るためにDVDで1を観て、何故今まで観ていなかったのかと思った…。

賛否あるかもしれませんが私は大好きです。2も引き続き、イギリスとスパイの格好いいとこ全部詰めましたという感じ。あの傘ほんとに欲しい。エグジーもすっかり紳士っぽく(?)なって…ハリーが生きていたこともアリです。すっかり可愛いただのおじさんだったけど。コリン・ファースは今が一番格好いい気がする。

確かにいとも簡単に人がサクサク死に過ぎるところはアレなのですけれども、こうなると実はマーリンも無事なのではと思ってしまう…。というかそうでなければ悲しい。

 


バーフバリ:王の凱旋

なんかよくわからないけどすごいんだぜ、という噂を耳にしてとりあえず「伝説誕生」をDVDで観たところ、スケールの大きさと映像の美しさ、最後の「続く!」みたいな終わり方にすっかりやられて観ました。(続きものとは言え、あそこまで清々しく「次回に続く!」みたいな終わり方だとは思わなかった)

圧巻なのでスクリーンで観てくださいとしか言いようがないです。終盤、ぶっ飛んだ展開はもうお腹いっぱい…と思っていたところに更に衝撃の戦法を繰り出してきて、これ以上まだ飛んだ展開があるのか…インドすごい…と感服しました。インド映画と言えば「きっと、うまくいく」も画が鮮やかだなあと思いましたが、輪をかけて鮮やかでした。

 

2月


パディントン

評判が良かったので観ました。ちょうど地上波で1を放送してくれていたのでそれも観たのですが、思いのほか面白かったのですよね。パディントンシリーズは子供の頃に一冊だけ読み、パディントンがあまりに天然過ぎて少しイラっとした思い出があるのですが、あのイラっと感がちゃんとありました。

2もとてもよかったです。1より好きかも。ヒュー・グラントも今が一番格好いいように思う。とにかくフィクションのいいところ120%使いましたという感じで幸せな映画です。これを観て「リアルじゃない」とか「こんな都合のいいことあるわけない」とか言う人とは仲良くなれない気がする。パディントン役の松坂桃李もよかったです。

 


グレイテスト・ショーマン

ラ・ラ・ランド」を観ていないのですが、予告がひっきりなしに流れていて、格好いいし気になり過ぎるしで公開早々に観ました。

冒頭からテンション最高潮です。とても格好いい。あとミュージカル映画はスクリーンで観るべきだとつくづく思いました。(「レ・ミゼラブル」はテレビだと飽きてしまって最後まで観られなかった)普通にショーで歌って踊る場面もいいのですが、酒場で歌って踊るところも好きです。

話はちょっと分かり易過ぎるくらい分かり易いのですが、ミュージカル映画なのでそこが大事な映画ではないのかな。歌と踊りをスクリーンで観るための映画だと思いました。

 


空海ーKU-KAIー:美しき王妃の謎

これは原作が好きなのですごく楽しみにしていたのですけれども…やはり中国で制作された映画ということで、空海と言いつつ空海がいる意味とは…白楽天だけでよくない…?そして橘逸勢どこいってん…てっきり阿部寛が逸勢だと思っていた。

というわけでストーリーはいまいち入り込めなかったのですが、映像はさすがチェン・カイコー、格別でした。バーフバリといい空海といい、大陸で作られる映画は色が鮮やかだなあ。あと楊貴妃役のチャン・ロンロンがとても綺麗でした。

これは全国で吹替しか上映がなかったらしいのですが、これこそ字幕で観たほうがよかった気もする。染谷くんも阿部寛もせっかく中国語で演ったんでしょうに。

 

3月


シェイプ・オブ・ウォーター

各所で絶賛されていましたので観ました。私は好きですが好みは分かれる映画だろうと思います。まず半魚人がなかなかのインパクトだし。精神的にも肉体的にも痛い残酷描写あり。普通のエロ描写も特殊なエロ描写もあり。

だからと言って凄惨な映画かというと、お話自体はとってもメルヘンな大人の童話でした。人の弱いところも強いところも描いていて、途中ちゃんとドキドキハラハラする場面もあり、最後はカタルシスも得られ、エンターテイメントとして完成しています。

上記のエロやグロや残酷描写が平気な人にはおすすめ。

 


劇場版 文豪ストレイドッグス:DEAD APPLE

周りが若い子(中学生くらい)ばっかりで場違い感半端なかったです。で、ひとりで観ているのは大体私のような大人でした。思った通りおいしいところを全部中也が持って行きました。ありがとうございました。

 

4月


パシフィック・リム:アップライジング

1も観たはずなのですがすっかり内容を忘れていまして、あー、三ツ矢さん、あー、古谷さん、あー、超エヴァリスペクトだった、と観ながらいろいろ思い出しました。吹替の小野大輔がすごく格好よくて、彼は改めていい声だったのだと思いました。あと中村悠一もよかった。最近この二人はよく吹替してる気がする。

これも賛否あるようですが私は面白かったです。観るのに何も考えなくていい映画。そして絶対スクリーンで観るべき映画でした。なのでDVD借りてでも観たほうがいい?と聞かれたら、そこまで興味がないなら観なくてもいい、と答える気がします。

4月は結構3月の疲れが出てしまって、劇場で観たのはこれ一本でした。ほんとはドラえもんとかも観たかった。

 

5月


レディ・プレイヤー1

これは宣伝のポスターがいまいちだったせいであまりピンときていなかったのですが、話題になっていたので観たらほんとスピルバーグはすごいな…と思いました。2回観ました。

すべてのサブカルを愛するオタクのための映画です。元ネタを全部追いきれない。まず私はシャイニングを観なければ。日本ではかえって実現しなかったであろうガンダム vs メカゴジラには熱くなりました。これをもう一度観たかったがために2回行ったようなものです。

どったんばったんのエンタメ映画かと思いきや、最後はちゃんとスピルバーグの哲学があって素晴らしかったです。現実世界も大事にしないといけないよオタク。

 


劇場版 名探偵コナン:ゼロの執行人

コナンは序盤も序盤しか知らないのですけど…安室とか赤井とかよく知らないんですけど…と及び腰だったところ、多くの人がそんなの気にしなくても話として面白いと言っていたので急遽観ました。

確かに安室さんは格好よかったです。しかし終盤のあれは安室さんがすごいのではなく車に無理をさせ過ぎなのでは…と思ってしまったので私は安室の女になれない。

上戸彩と大吉先生が上手くてびっくりしました。上戸彩ちゃんは「ズートピア」で森川さんと共演したことがすごくプラスになったのではないかしら。

 


リズと青い鳥

観る直前まで「響け!ユーフォニアム」のスピンオフだと知りませんでした。でも評判がよかったので気になっていた。オタクではない映画好きの同僚が、同じく評判が良かったから観てみたというので感想を聞いたら、「私にはあまり…」とのことだった。

ほうほうと思って観たのですが…わかる…評判がいいことも、同僚が「私にはあまり…」と言っていた気持ちも…。映像は素晴らしく、話もあの世代独特の少女の機微とか感性とかすごく表現されているのだけれども…ども…。

みぞれちゃんの愛が重くてちょっと疲れてしまいました。いや、コナンの後の2本目だったので普通に疲れていたのもあった。あと本田望結ちゃんはずっと本田望結ちゃんだったねえ…一般層にもアピールしたかったのだろうけれど、元がユーフォニアムなら普通に声優さんを起用してもよかったのではとか素人は思いました。

そして主題歌、てっきり久しぶりにつじあやのが歌っているのだと思った。全然違った。

 

君の名前で僕を呼んで

友人が先に観てよかったと言っていたので観ました。おしゃれでした。

これは男性同士のカップルの話だけれど、普段から男女カップルの話もなかなか観ないもので、あまり感想と言えるものもなく…ひと夏の恋ならこんなもんだよな、と思う私は感性が摩耗しているのだろうか。でも主人公のお父さんは素晴らしい人でした。

ラストで暖炉の火がパチパチいってるだけの画はとてもよかったです。北イタリアの素晴らしい景色とか80年代のバブリーな感じとかはとても現実離れしているのだけれど、ときどき妙に生々しい場面があって、そこがよかった。

 


ピーターラビット

評判がよかったので観ました。ほんとよかった。楽しかった。パディントンに似た楽しさがありました。イギリスの映画はどれも皮肉が効いていて最高。自分たちが世界の最先端だと思ってるから言えるのかもしれないけれど。

若マクレガーもピーターもクズでよかったです。若マクレガーのドーナル・グリーソンが細くてスタイルが良くて非常に格好よく、観ているだけで楽しかった。そしてそんなイケメンがピーターに馬鹿にされコケにされ、泥だらけになる姿は爽快でした。

これもフィクションのいいところを120%使った観る絵本。ピーター役の千葉くんもよかった。

 

6月


モーリス

君の名前で僕を呼んで」が私にはそれほど…だったので、期待していなかったぶん、すごくよかった。きっと終始ストイックな愛だったのが私好みだったのだろう。「同性愛はプラトニックだから許される」という台詞とか、ほんと好き…。

しかしいくら何でも不憫過ぎると思ったのは、同性愛者であることを思いつめたモーリスが、催眠術でそれを治療しようという場面でした。でもそういう時代だったのだろうな。

ヒュー・グラントは今が一番格好いいと思っているけれど、たぶんこの頃が一番美しかった。ヒュー・グラントを観るだけでも価値がある。ちなみにヒュー・グラントはモーリスではありません。(観るまでずっとヒュー・グラントがモーリスなのだと思ってた)

あとこの映画を観に行ったとき示し合わせたわけでもないのに友人と遭遇し、類は友を呼ぶとか同じ穴の狢というのはほんとだなと思いました。映画を観たあと向かいのファミレスで2時間あまり語りました。(モーリスの話ばっかりではないけれど)

 


モリのいる場所

この映画については別記事で語りましたのでそちらをご参照ください。別記事で語るほど好きで、面白かったです。


 


ワンダー:君は太陽

6/27に鑑賞しましたので追記です。これは特報が出たときからこの30秒だけで何故か涙が溢れてしまう気がして、観る前に原作を読みました。原作もとても素晴らしいのですが、映画も綺麗にまとまっていてとてもよかったです。

全然泣かせるつもりで作っているわけではないし、当たり前のことを言っているだけなのに、序盤から泣いてしまいました。そして中盤と終盤でももれなく泣きました。普段からかなりドライな私にはめずらしいことです。登場人物全員に共感できる。

そして観ている間、何度も全世界の小学校の教材にしてくれ…と思いました。『ワンダー』についてはそのうち原作と併せて別記事で書きたいと思っています。

 

まとめ

というわけで今月は2本観ましたが、今週「ワンダー 君は太陽」を観に行く予定。それを観たらまた変わるかもしれないけれど、今の時点で上半期トップ5を個人的に選ぶとしたら以下の5つ。

→ というわけで更新します。2018年上半期の私的トップ5はこれ!

1位:レディ・プレイヤー1

2位:キングスマン:ゴールデンサークル

3位:モリのいる場所

4位:パディントン2・ピーターラビット → ワンダー:君は太陽

5位:モーリス → パディントン2・ピーターラビット(選べない)

「ワンダー」が1位でないのは原作が小説で、その小説が素晴らしいので。そして同じく原作が小説のパディントンピーターラビットよりよかったので4位です。でも原作付きで言ったら「キングスマン」も元はアメコミでした…しかし「キングスマン」は2位で確定です。

我ながらイギリスが好き過ぎる。こうなると「くまのプーさん」も気になってくるぞ。1位と2位は映画館で観るべき映画だったと思う。あ、もっと細かく、映画館で観るならトップ3とか、家で観るならトップ3を挙げてみればいいのか。

映画館で観るべきだったトップ3

1位:グレイテスト・ショーマン

2位:パシフィックリム:アップライジング

3位:レディ・プレイヤー1

あれ…キングスマンがはじき出された…4位かな。やっぱり家で観てもいいよ。

家で観ても楽しめるはずトップ3

1位:パディントン2・ピーターラビット

2位:モリのいる場所

3位:モーリス

こちらは変わりなし。「楽しめる」で言ったらこの3作品。

適当だけれどこんな感じ。何しろ素人の言うことですので。

あと自分でも意外だったのは邦画をほとんど観なかったこと。今の邦画は少女漫画の実写かドラマの続編が多くて、なかなか観る気になれなかったのですよね。

先月までは映画観放題だったのでよく観ましたが、これからはそこまでしょっちゅうは観ないかなー。最近は映画よりドラマのチェック漏れが多くて、連ドラもちゃんとチェックしないとな、と思う今日この頃です。