ひつじの本棚*

本と野球と珈琲紅茶。たまに映画。

コミティア124で買ったもの

私は自分でも書いたりしますが書き手としての比重は1割くらいで、残りの9割はよき読み手でありたいと思っています。読んでいるほうが楽しいです。そして好き!と思ったものはどんどんシェアしたい派です。

そうした理由で熱量があるうちに記事を書きたいと思ったので、コミティアでの戦利品について書きます。長いですが、興味がございましたらぜひご覧ください。

そもそもこうした同人誌即売会には縁がなかったという方にも、コミティアはこういう場所なのだということをお伝えできたらさいわいです。本が好き、漫画が好き、雑貨が好きだという方は、絶対に楽しい場所だと思います。

まずは私がもとからファンで、会場に入るなり真っ先に買い求めたもの。大きさ比較のためにドイリー(直径約20cm)を置きました。(順不同、敬称略です)

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球『シグナル』

球さんのやさしい水彩絵が本当に好きです。これと対になる前作『シグナレス』も持っています。船が壊れて宇宙の端に引っかかった(この発想もとても好き)まま、ゆるゆると死に向かう宇宙飛行士と船の人工知能のやりとりがとても好き!(前作『シグナレス』はこの宇宙飛行士と偶然通信できた新人宇宙通信士の話です)

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コナリミサト『クズがお酒をのんでいる本』

『凪のお暇』を読んでいたので、今回出店されると知って買いに走りました。表紙からして不穏で好きです。両方クズだったのか。私は慎二の好感度が上がりました。

凪のお暇 1 (A.L.C.DX)

凪のお暇 1 (A.L.C.DX)

 

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丸山薫『みせらに05』

丸山薫さん大ファンです…商業デビューされる以前、フラッシュアニメを作られていた頃から好きです。商業単行本も、たぶん同人誌もほとんど持ってます。ファンタジーだったりアジアンだったり、独特な世界観がとにかく好きでコミティアに行ったら必ず新刊を買います。今回おそらく初めてご本人にお会いできて、キハラさん面白いですと伝えられてよかった…。公式サイトと私のいちおし単行本のリンクを以下に貼っておきます。

MARU PRODUCTION

ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス)

ストレニュアス・ライフ (ビームコミックス)

 

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三日月ランプ『中華美少年drawing集』

ダークな中華美少年でおなじみ(だと思う。知っている人は知っている)、三日月さんのイラスト集。三日月さんの描く美少年が大好きです。飾っておきたい。どうでもよい自慢ですが、中華美少年の漫画がバズる前から好きでした!前のイラスト集も持っています!

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umin『SNOW*SNOW』『眠れぬ王に囀る鳥は』

uminさん好きです。(さっきから好きな人が多すぎる)タッチが全然違うのですが、どちらもuminさんが描かれています。初めてのコミティアで『魔物の晩餐』を買い、美しい絵とおとぎ話のように繊細な世界観の虜になりました。この二冊もとてもファンタジックで素敵です。雑誌の『ネムキ』や『ボニータ』の雰囲気が好きな方はきっと好きなはず。

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みかみ『MIRABILIS RIBERTAS③』『白黒はっきりつけられない』

『MIRABILIS RIBERTAS』の1巻と2巻を前回のコミティアで買いまして、3巻で完結と聞きとても楽しみにしていました。訳あり美少年ミラビリスくんとまっすぐな軍人ユリウスの、危うくも心温まる交流がとてもツボでした…スペースもBLなのでBLと言えばBLなのかもしれませんが、そう呼ぶにはあまりにも清純で、ミラくんとユリウスのこの関係に何と名前を付けたらよいものか…尊い

『白黒はっきりつけられない』は美形空軍パイロットの3人(プラス設計技師1人)が話しているだけなのですが、セリフ回しにとてもセンスがあり、すごく好きです。(例えば「はあ…遅くなっちゃったな なんでこんな働いてるんだろ?俺 設計は好きだけど…労働って何だ?」とか、わかりみに溢れる)ずっと前にもこうしたシュールなギャグを読んで「これは面白い!」と感動した漫画があったなと思って記憶を辿ったら、まだガンガンWINGで『中村工房』を連載していた頃の中村光でした。(あの頃ひっそりと周りに布教していたけれど、まさか後年こんな超売れっ子作家になるとは思いもよらなかった)キャラクターこそ美形ですが、あのシュールな感じに似ている。もう3人が延々話してるだけの漫画をずっと読んでいたいです。

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しらたまo『Closet』

しらたまさんのことは「#魔女集会で会いましょう」のタグで知りまして、美しい絵とダークな雰囲気がとても素敵!と思い、コミティアでイラスト集を出されると聞いて買いに走りました。(さっきも書きましたが走るというのは比喩です。実際に走ったら危険ですし走れないほど人でいっぱいです)ノベルティでチケットホルダーを頂きまして幸せです。

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樺ユキ『The Messiah』

前作『Green Doll』を買って読み、絵はやさしいのにお話は全然やさしくないぞ、というところに惹かれて新刊も気になっていました。やはりなかなかハードでした。でも好きです。オールカラーでバンドデシネのような雰囲気も素敵です。

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meoa『sketch log.2』・トートバッグ
コミティアでは食べ物系のドローイング本を出されている方が結構いらして、一時期見かけるたびに買い漁っていたのですが、そのようなことをしていたらあっという間にお金がなくなると思い、もっと厳選して買おうと思いました。でもトートバッグとかたくさんあるからもういらないのにやっぱり買っちゃった…前に買った缶バッジを付けよう。パフェのシールをおまけして頂いてました。うれしい。

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YOH(よう)・ポストカード

ようさんは前のコミティアでもイラストカードを買い、可愛らしくて素敵な絵を描く方だわと思って今回も何か手に入れたいと思いブースに伺ったところ、大人気でなかなか人が引かず、私が行った頃には売り切れのものもありました。もう見ただけですぐにわかると思いますが、とっても素敵でファンタジックな絵を描かれます。好きです。

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そしてここから先は、目当てのものを手に入れて心穏やかになった私があてもなく歩いて見つけたものです。こういう偶然の出会いがあるからコミティアは楽しい。

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仲村 ・(たぶん)プラバンバッジ

ブースからしてセンスに溢れていて立ち止まらずにおれませんでした。レトロデザインにはてんで弱い。開場から結構時間が経ってから伺ったので、たぶんいろいろなものが売り切れになっていたのだろうなあ…。後から宝島牛乳のトートバックを使っている人を見かけたし。(私が行ったときはなかった。欲しかった)名刺のデザインも素敵で、くださいと言ってもらいました。即買いでした。

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渡辺子奇『宵彷徨いさすらい人』

休憩しながらカタログチェックをしていてこれは好きそう(自分が)と思って伺ったらやっぱり好きだった。漫画ではなく絵物語のような感じ。架空の喫茶店での不思議な小話、好き!おかっぱの美少年、好き!表紙も素敵だけれど本文もわら半紙で素敵で、これはきっとレトロ印刷さんに違いないと思ったらやはりそのようでした。

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エビコ(しじましい)『ユルナイズ』

本当はバラバラではなく輪ゴムでまとめてあったのですが、私の扱いが悪くて帰る間に輪ゴムが切れてしまいました…。これもレトロな広告風イラストがたくさん入っていて面白い。写真ではわかりにくいですが、表紙の印刷は立体加工されています。これもレトロ印刷だな…と思ったらやっぱりそうでした。いいなあ。私もいつかレトロ印刷で本を作ってみたい。コミティアではレトロ印刷のブースもありました。→レトロ印刷JAM

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タカラ ・ポストカード

これは本当にたまたま通りかかってぱっと目に留まってぱっと買いました。絵画のような素敵さ。これで誰かにお便りを出したい。

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高島雄哉『断片集2018』『高島雄哉作品リスト』

作品リストのほうは無料配布ということで頂きました。全く存じ上げなかったのですが、無配で頂いた作品リストが小説ありSF考証ありエッセイありで面白そうだったので買いました。断片集では映画のことにも言及されていて面白い。そう、コミティアって漫画やグッズだけではないのですよ。評論やエッセイも面白いよ。

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丸紅さんの新刊を手に入れられなかったことだけが唯一の心残り(前回、だいぶ後から行ってもカレンダー買えたので油断した…)だけれど、いつも通りの収穫でした。ほくほく。(丸紅さんをご存知ない方のために一応Twitterのリンクを貼っておきます。最近『メゾン刻の湯』の表紙を描かれていました。気になり過ぎて読みました)

メゾン刻の湯

メゾン刻の湯

 

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戦利品を振り返ってみると、美少年率の高さに自分でもちょっと引いた。でも別にコミティアで歩けば美少年にあたるということではなくて、5000以上参加しているサークルのなかから自分の「好き!」に見事合致するものを探してひたすらに歩くわけです。

きっとまだまだ取りこぼしもあるのでしょう。(実際、帰って来てから知った作家さんがコミティアにも出ていたと知って悔しい思いをすることもある)これだけ大規模なイベントでこれは素敵だと思う作家さんに会うこと。それは結構奇跡に近い確率だと思う。そしてコミティアは描いている方と実際にお話しできるのがすごくいい。感想もすぐに伝えられる。今回はできるだけ思いを伝えようと頑張ったけれど、ただの挙動不審な人になっていたらすみませんでした…。

思えばコミティアをうろうろすることは、子供のとき書店をうろうろして好きな作家を探していたことに似ている。あの頃のわくわく感は何物にも代えがたい。(書店がどんどん減っていて、そいういう楽しさを今の、とくに地方の子供が味わうことができないのは本当に残念でならない。目的なくうろうろできる、リアル書店は絶対に必要なはず)大人になってからもわくわくすることに出会えるのは、すごく楽しいしうれしいこと。

というわけで、思いの丈をぶつけたコミティアレポートでした。(最後になるけれど、コミティアで運営・ボランティアをされている方には本当に頭が下がります。文学フリマもそう。地方在住を言い訳にするつもりはないけれど、東京住みならスタッフとしても参加してみたいと思う)

文学フリマの戦利品について書くのは来月くらいになりそうです…(書きたいこと、やりたいことが多すぎる…)