ひつじの本棚*

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私的研究本:短篇作品集コレクション

2015年に仙台で行われた本のイベント「Book!Book!Sendai」の企画のひとつに、自分が研究しているテーマを発表し、それにまつわる本を3冊紹介するというものがありました。そのとき私が選んだテーマが、短編の物語についてのこと。

自分で選んだテーマだというのに、選書も研究文もえらく苦労した思い出。そのときまだ司書だったので、本に関係することしか考えられなかったのですよね。もっとわかりやすいテーマにすればよかった…と今でも思いますが、記録として掲載。

・・・私的研究本(Book!Book!Sendai 2015)・・・

*研究テーマ
短篇作品集コレクション

*研究にまつわる3冊

カンガルー日和 (講談社文庫)

カンガルー日和 (講談社文庫)

 
ポラーノの広場 (新潮文庫)

ポラーノの広場 (新潮文庫)

 
惑星9の休日

惑星9の休日

 

*研究内容
僅かなページのなかで無限に広がる物語と世界観についての研究と蒐集。

*選書した3冊について
いずれも、少ないページ数で独自の世界観を完成させている短篇作品集である。共通するのは僅かな(或いは完璧な)ファンタジー要素、非日常というスパイス。どこかにありそうで絶対にない話。と、言い切れもしない話の数々。どこかで誰かがこんな体験をしていたら、それはとっても素敵なこと。短篇作品初心者に、ぜひ読んでほしい。

長篇作品がどっしりとしたフルコースの料理であるならば、短篇作品は気軽につまめるチョコレートのようなお菓子であると思う。小さいなかにぎゅっとおいしさが詰まっている短篇作品を、ゆっくり溶かすように味わってみてください。

・・・・・★

この頃も『惑星9の休日』を推していたのだな…たぶんもう一回くらい、この本をおすすめする記事を書くような気がする。

今も変わらず、ポートレートのような短編作品が大好きです。小説でも漫画でも。