ひつじの雑記帳*

本と野球と珈琲紅茶。たまに映画。ブログ名を変更しました。

STUDIOというHP作成サイトが素晴らしいよ

開設したときは週イチ更新を目指していたはずなのに、先月はついに一回しか更新していませんでした。なんたること。せっかく新しいPCを買ったのに。

ところでひっそりとブログのタイトルを「ひつじの雑記帳*」に変更していました。というのも新しく「ひつじの本棚*」という名刺代わりの個人サイトを作ったからです。

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はてなだとURL貼り付けても埋め込みされない?ので、画像をクリックするとサイトに飛びます。今までの活動をざっくりまとめています。よろしければご覧ください。

何で作ったか

私はホームページがHTMLというタグからできている、ということ以外何も知らない素人です。が、シンプルでもそれなりにまとまったデザインのページが作れてよかったー、と思ったのですが、すべてはこちらのサイトのおかげです。

STUDIO

studio.design

昔はホームページビルダーとかでコツコツ作って(ホームページビルダーだってタグ打てない人にとっては画期的だったと思う)ファイルをサーバーに送って、ということをしていたんですよね。そのあと無料ホームページ作成サービスはたくさんできたと思うのですが、こちらはウェブ上ですべてできるのがとても便利でした。

しかも用意されているテンプレートがもうおしゃれにできてるんだよね。操作画面をどこまで公開していいかわからないので一部ですが、こんな感じ。

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たとえばトップはこの3カラムのテンプレートを使って写真を嵌めこんだだけです。なのにそれなりに見えるから、元のデザインがいかに洗練されているかわかる。あと使えるフォントの多さが魅力。明朝をはじめいろんな日本語フォントが使えるのはうれしいし、文字の大きさや太さを変えるのもすごく簡単。

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それでも私は素人でまったく知識に乏しいので、知識のある人ならもっとおしゃれに作れるのかな?でも知識ある人ならタグ打ったほうがラク?これはテンプレートに文字や画像をペコペコあてはめていくだけなので、コード打てる人はかえって不便だったりするのだろうか…どうだろう。(そもそもHTML編集できる人は使う必要ないか…)

作りながらページプレビューもできるし、サーバーも用意してくれているのでワンクリックで更新できます。独自ドメインも使えるみたいです。

無料ホームページと言えばWixやjimdo、WordPressなんかをちょこちょこチェックはしていたのですが、どうにも重い腰が上がらず…そんなときにSTUDIOの存在を知り、ちょっと使ってみようかな、と思っていじったら思いのほか楽しく、ほぼ一日で作ることができました。チャットで相談もできて、こっちが相談する前から「何でも聞いてね!」みたいなメッセージが来たのでサポートも手厚いとみました。

これからどんどん普及して、サービスが長く続くことを願っております。

ミニベロを買ってみた

天気がいい日が続いたので、とても久しぶりに自転車に乗ってみようと思った。しかしあまり仰々しいものや大きなものは置く場所もない。そんなわけで、ずっと気になっていた折りたたみできる小さいものを購入した。

ミニベロという言葉もこれで初めて知った。一万ちょっとで買えるようなものだから、元から過剰な期待はしていなかったけれど、今のところ不満はない。何しろ自転車に乗るのが十数年振りのことで…でもちゃんと乗れた。よかった。

メンテナンスアイテムも一切持っていなかったため、セリアとダイソーをはしごして揃えた。あ、自転車と言ったら空気入れが必要なのか…と思ったけれど、今はスプレー缶式の空気入れがあってちょっと感動した。これは便利。

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セリアで購入。最初は半信半疑だったけれど、ちゃんと入るしポンプ式より場所を取らない。5回くらい使えるらしいので、ポンプ式は買わなくていいかな。自転車保護カバーとサドルカバーもとりあえずダイソーのものを。保護カバーはペラペラだけど、雨風がひどいときや長く乗らないときは玄関に置くことにしたのでまあ良い。

そして、肝心のミニベロの乗り心地やら何やらについて。

  • 組み立てる必要あり。苦手な人はご注意。
  • 折りたたみのカゴもついてきたけれど、なんか邪魔かも(結局外した)。
  • 立派なワイヤーロックもついてきたけど、巻き癖があって使いにくい。
  • 結局ダイソーでチェーンロックを買い、そちらをメインに使っている。
  • 本体15キロで結構重い。女性が一人で持ち運ぶのはツライ。
  • 折りたたむのは簡単。難しくない。
  • 6段階のギアはちゃんと機能している。
  • サドルが硬くてお尻が痛い。カバー装着+座り方を工夫すれば何とか。

車輪が小さければスピードが出ないとわかっていたはずなのに、思いのほか進まない…とか思ってしまった。しかし十数年振りの自転車だからね。かえってスピードは出ないほうがいいよね。ただ飽くまで町乗りって感じだなあ。遠出には向かない。

そして久しぶりに自転車に乗って思うことは、道路の舗装の良し悪しが車輪を通してダイレクトに伝わってくるということ。ミニベロは車輪が小さいために受ける衝撃も大きく、余計にそう感じるのかもしれない。歩いているときにはほとんど感じない高低差も、自転車だとすごく感じる。あー、ここは微妙に上り坂だったのか…とか。

というわけでゆる自転車ライフ、そこそこ満喫。

冬に読むのにふさわしい:小川洋子『沈黙博物館』

最近とても久しぶりに、昔よく読んでいた女性作家の本を読みました。

大きな鳥にさらわれないよう

大きな鳥にさらわれないよう

 
不時着する流星たち

不時着する流星たち

 

何がどう面白いかを伝えたいけれど、昔に比べてそれを表現する熱量がものすごく落ちているような気がすると思い、そういえば昔のブログで『沈黙博物館』について書いたなと思ったのでその記事を引っ張り出してみたのですが…

今読み返してみると、とても文章を書くことに慣れてない(今も慣れてないけど、と言いたいけれどそれは上達していない言い訳のような気がする)感じがありあり。でも、好きなものがなぜ好きかということを表現したかったんだなとは思います。

ちょっとだけ『不時着する流星たち』について書きますが、これも小川さんが得意な、普通には生きづらい人たちの短編集でした。実在した人物や物事をフィクションに絡める形の物語です。(短編の最後に、元となった人物や物事が紹介されています)

直近で最後に読んだ小川さんの本は『人質の朗読会』だったのですが、『不時着する流星たち』のほうがしっくりきました。言葉は優しく美しいのにひたひたと怖くて不気味。そうそう、これが小川洋子だよね。

きっと『博士の~』や『人質の~』のように一般受けはしない。でも好きな人には深く刺さる。Amazonのレビューを見ても高評価、でもレビュー数は多くない。それが何よりこの物語の質を表しているように思います。

そして川上さんの『大きな鳥にさらわれないよう』にも似たものを感じる。私はすごい話だと思って読んだのですが、そこまで話題にもならず、特に売れてるふうでもない…でも川上さんの本質も、たぶん『センセイの~』よりこっちのような気がしちゃうな。

前置きが長くなりましたが、これより下がタイトルに沿った記事です。

※以下の記事は以前運営していたブログより、2012年12月に投稿したものです。

沈黙博物館 (ちくま文庫)

沈黙博物館 (ちくま文庫)

 

いつのまにか12月ですね。寒いわけだ…。

まるっとひと月近く更新していなかったのですが、生きていました。とくに何かをしていたわけではないのですが、いつも気がつくとひと月くらい経っています。でもそのあいだにちょこちょこと本は読んでいました。

小川洋子「沈黙博物館」(筑摩書房)。
読んだのはちくま文庫版でしたが、ハードカバーの装丁が素敵でしたので。
(いえ、ちくま文庫版もそれはそれで素敵な仕上がりです)
追記:現在ハードカバーは絶版のようで、画像は文庫版です。

ものすごくざっくりとあらすじを説明すると、ある村にある博物館を作るためにやってきた博物館技師の青年と、博物館を作ることを依頼した老婆と、老婆の養女である少女の話。その博物館とは、その村の人々の形見を展示するというものでした。

ざっくりすぎますが、あまり細かく語ることには意味がない。
とにかく博物館を作るということがこの話の中心なのです。

最初から、とにかくすごい小川ワールド。そこがどこなのか、年代はいつなのか。そういうことは一切わからない。誰一人、名前すら語られないまま話は進む。けれどそれに違和感を感じることはなく、むしろわからないことで物語のなかに引き込まれていく。

淡々とした語り口でありながら、ページを捲らせる静かな魔法がかかっている。

先日「うたかたの日々」のことを書いたとき、現実からすこしだけずれた世界の物語をもっともっと読みたい、と書いたけれど、これはまさしくそういう物語。

小道具の使い方も絶妙です。博物館技師の大切な持ち物である顕微鏡とアンネの日記
繊細な卵細工に、少女のブラウス。雑貨好きにはたまりません。というわけで、序盤からとても好きだな、すごく好きだな、と思って読んでいたのですが…

話が進めば進むほど、ひたすらにおそろしい。身の危険を感じるおそろしさではなく、精神的に追い詰められるおそろしさ。けれど文章は淡々としていて、すこしも暴力的なかんじではない。そこがまた、ひたひたとこわいのだ。

私には、この村全体がひとつの博物館のようにも思えます。そこに閉じ込められて、そこから出られない人々。読み終えたあとは、何とも言えないやるせなさが残りました。
が、小川さんはきっと、この小説を楽しんで書かれたのだろうと思います。小川さんの好きそうなものが、たくさん散りばめられていますので。

苦手な人は苦手かもしれない。けれど、好きな人は好きだろう。
私はおそろしいと言いつつも、きっともう一度読むだろう。

そういう物語です。